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被災なさった方々、家族や友達を失った方々に心からお見舞い申し上げます。
震災のとき私はCNN放送で、仙台郊外の農地が津波に飲み込まれていくライブ映像
を、ロサンゼルスの自宅で見ながら、茫然自失の状態でした。
しかし何週間かたち“自分が日本の復興に参加するには、自分の出来ること、音楽
を作ることしかない。” とあらためて思い、以前にもまして真剣に作曲に取り組みだし
ました。
地震、津波、そして原発事故と 日本を襲った天災・人災は、日本の進む方向に大
きな転換を求めていると思います。
世界経済を見ると、欧米の経済成長はあたまうちになり、中国、インド、ブラジル、等
に代表される新興国が全世界の経済成長を支えています。
民主化の波は中国、中東を激しく揺さぶり変革が予想されますが行き着く先が見え
ません。
地球の人口は今年中に70億人を超えるという国連の発表を聞いていますが、果た
して地球はすべての人を豊かにするだけの資源を持っているのでしょうか?
欧米文化の基礎となり、世界の発展を支えてきた自然科学や社会科学は人類が直
面しているこの現状の困難を打破する、新しい局面を打ち出せるのでしょうか?
今回、東日本大震災からの復興は、日本だけではなく、世界がこうした沢山の課題
を抱える中での挑戦となります。
多くの外国の友人から、“日本の災難に大いに同情しています。でも、日本の将来は
どうなるのですか?”とよく聞かれます。
そんなとき私は、私はこう答えています。“わたくしは1945年に生まれたので敗戦
で焼け野原だった東京で育ちました。
日本が見事に復興してゆく姿をみながら大人になったのです。今度の震災でも、日本
人の勤勉さ、忍耐強さ、誠実さが復興の力となり、日本は前よりもっとよい国になるこ
とを信じています。”と。
ヴィラスミュージックの仲間と何度となく話し、メールを交わしていく中で、ヴィラスミュ
ージックの最新作 “つばめが来る頃”(歌唱:森麻季)をできるだけ早くCDにして発表し
よう、そして、その収益の一部を復興に役立てていただくため、被災者の方々に寄付
させていただこう、ということになりました。
昔からの仲間で、日本を代表するイラストレーターの宇野亜喜良さんにパッケージデ
ザインをお願いしてCDを自費出版することにしました。
この歌ができるだけ多くの日本人に、前進する勇気を与えてくれることを願っていま
す。
日本の原風景を詞にしてくれた山上路夫さん、来年から幼稚園に通う息子さんを持
つ森麻季さんも同じ思いだと思います。
ヴィラスミュージックのみんなの心からの思いをこめて、この曲を送ります。 |